イタイイタイ病農地復元30年 今月で完工 [雑記]
イタイイタイ病の原因物質・カドミウムで汚染された、
富山県富山市の神通川流域の農地を復元する事業が、
30年余りかかって今月で終わることになり、
先日、その完工式が行われたそうです。
イタイイタイ病とは、
昭和20年代、
岐阜県の三井金属鉱業神岡事業所(神岡鉱山)による
鉱山の製錬に伴う未処理廃水により、
神通川下流域の富山県神通川下流地域で発生した鉱害。
日本初の公害病で四大公害病のひとつ。
神通川下流地域の住民に、
全身に非常に激しい痛みがおこる原因不明の病気が多発。
当時は原因がわからず、世界でもほとんど例を見ないことから、
風土病などと呼ばれ、町民が差別されることもあった。
イタイイタイ病の病名の由来は、
患者が「痛い、痛い」と泣き叫んだ事から。
<四大公害病>
水俣病
新潟水俣病
イタイイタイ病
四日市ぜん息
イタイイタイ病の被害を受けた富山市の神通川流域の農地は、
イタイイタイ病を引き起こしたとされるカドミウムを含む水を引いていたため、
土壌が汚染されました。
汚染された農地について、昭和54年から進めてきた
農地の復元事業が33年かかって今月で終わることになり、
このたび、富山市婦中町で完工式が行われましたとのことです。
「農地がよみがえったのは地元農家の苦労があったからだということを忘れてはいけないし、汚染が繰り返されることがあってはならない」
と話された、
イタイイタイ病の被害者や
農家などで作る協議会の高木勲寛代表。
まったくそのとおりだと思います。
2012-03-18 00:00
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