SSブログ

「風立ちぬ」が金曜ロードSHOW!で初放送!宮崎駿監督 今後の活動について [テレビ放映する映画]






「風立ちぬ」



2015年2月20日(金)
21時00分~23時34分
日本テレビ

宮崎駿監督の長編アニメ引退作がいよいよテレビ初放送!

ストーリー

幼いころから美しい飛行機を作ることに憧れていた二郎(庵野秀明)は、
イタリアのジャンニ・カプローニ(野村萬斎)のような飛行機の設計士を目指して
東京の大学に進学。

そして関東大震災が起こった日、
美しい少女・菜穂子(瀧本美織)と運命的な出会いを果たした。

その後大学を卒業した二郎は、日本が戦争に向かって突き進む中、
飛行機の設計をするために三菱に入社。

上司の黒川(西村雅彦)や社長の服部(國村隼)から一目置かれる存在に成長した二郎は、
親友の本庄(西島秀俊)と共にドイツに研修に行くことに。

ドイツで最先端の技術に触れた二郎は、帰国後、戦闘機の設計主任に任命された。

しかし初めての試験飛行で、二郎が作った戦闘機は大破。

しばらく軽井沢のホテルで静養することになった二郎が出会ったのは、
絵を描くのが趣味の美しい女性・菜穂子。

彼女は、震災の日に二郎が助けた少女だった。

震災以降、二郎にほのかな恋心を抱き続けていた菜穂子は再会を喜ぶが、
会食の約束をしていた夜に突然発熱。

菜穂子は結核を患っていた。

二郎と菜穂子はいつしか恋に落ち、
2人は菜穂子の父・里見(風間杜夫)の許しを得て結婚の約束を取り付けた。

そして二郎は工場で再び戦闘機の設計に没頭することになるが、
そこに里見から菜穂子が体調を崩したという連絡が入る…!

声優

<堀越二郎> 庵野秀明

<里見菜穂子> 瀧本美織

<本庄> 西島秀俊

<黒川> 西村雅彦

<カストルプ> スティーブン・アルパート

<里見> 風間杜夫

<二郎の母> 竹下景子

<堀越加代> 志田未来

<服部> 國村 隼

<黒川夫人> 大竹しのぶ

<カプローニ> 野村萬斎



2015年2月16日TBSのラジオ番組、
「荒川強啓デイ・キャッチ!」にて、世界的アニメーション映画の巨匠、
宮崎駿監督への独占インタビューが放送されました。

番組月曜レギュラーコメンテーターのジャーナリスト・青木理さんが、
スタジオジブリの宮崎駿監督に独占インタビュー!
テロ事件や世界的な表現の自由論争に何を思うのか。
インタビューは、宮崎駿監督のアトリエ「二馬力」にて収録。、
宮崎駿監督の「今の声」をお届け。

・宗教的な風刺画を掲載したフランスの週刊紙「シャルリー・エブド」が、過激派組織に襲撃された問題について

「風刺画はまずもって自国の政治家に対してやるべきであって、他国の政治家に対してやるのはうさんくさくなるだけです」

「異質の文明に対して、人が崇拝しているものをカリカチュア(風刺画)の対象にするのは、僕は間違いだと思う。それはやめた方がいいと思いますよ」


・国内での表現の自粛について…

「愚かなやつは自粛する。自粛する程度のものしか考えていないということ」


アニメーション映画の巨匠 宮崎 駿に迫る!「風立ちぬ」の創作現場、引退宣言!

・アニメ・今後の活動について

「短いものは、美術館の仕事がありますから、作る可能性はあると思います。ただ…まぁ、いいときに辞めると言った」

「フィルムがなくなった。アニメーションにコンピューターが入り込みすぎて、スタッフも脳みそがコンピューター化してる。そういう時に居合わせて、もういいよ、という感じが僕の中にありますから」

「これで無理して手書きの現場を作る必要があるだろうか、というのと無理してCGでセル画風に画面を作るとかね」

「そういうことをやる意味があるか…と言ったら、ないですよね。もう隠居していい年だから、それはやらない。それは、それでいいと思います」

「アニメーションには、やりたくないことがいっぱいある。何だこりゃ、という画がある…ささいなことでもあるんですよ。直さないといけない」

「映画の効果としては0.1ミリだけど、映画の仕上がりで1ミリ違ってくる。長編はしんどい」

「週休2日になってます。ここに来て働いてるのかと言われると、働こうと努力するけど、薪を割ったり、隣の保育園をのぞきに行って邪魔したり」

「美術館の仕事が難題でして。企画展示というコーナーがあり、何で埋めるか、思いついてしまうもので提案すると、思い通りにならなくなって」

「今、やっているのは江戸川乱歩の小説『幽霊島』を、美術館の中に建てちゃおうというばかげた話で。僕は大好きで、子どもの頃に貸本屋で借りたんですけど。「ルパン三世 カリオストロの城」を、ずいぶん前に作ったんですけど源流は『幽霊島』です」

「(風立ちぬをつくって)零戦の呪縛から解放された」

「(零戦を美しく描くものについて)以前からあるが、歴史に対するモノの見方も、そこから抜け出せない。ナルシズム。僕はそうはつくらなかった」


・イスラム国の問題など、昨今の世界情勢について。

「大量消費という文明そのものに問題があるんですよ。金があれば何でも買えるんだ、安いものが正しいんだ…それが最低なんですよ」

「政治思想も何も、その元になっている生活そのものが、本当に最低になっていると思う。こんな民族に、ろくな判断がつくわけがない」

「大量消費文明が息詰まりつつあるから、あちこちで騒ぎが起きているんだと思う」

「今のイスラム国の問題も、日本のやたらに札束を吸っているような経済の運営の仕方も、末期的症状の前駆的症状だと思う」

「世界的な無秩序は、これからさらに起こってくるだろうと思う。そういう時に安倍さんの言うことはシンプルすぎる、という懸念は僕は持っている」

「もう少し腹に複雑なものを抱えてやらないと。そういう時、平和憲法って役に立つんですよ。憲法を守らなきゃいけないんでね、ちょっとそっちに行きたいけど、行けないんですって」

「前と同じ論法で、平和憲法を守っていれば平和になるんだ…というような考え方でやれるほど、世の中は甘くなくなってきているのは確かだと思う」

「いろいろな要員が増えて、膨らんでうごめいている時期に来た。どう渡っていったらいいか…ということだと思う」

「僕は簡単に言うと、日本が世界の真ん中においた地図を作らないで、隅っこに置いた地図を作る」

「基本的に、今、ゴチャゴチャになっている中近東、中欧の折り重なった歴史に比べれば単純だと思います」

「何が一番問題化といったら、帝国主義の時代、日本も自分たちが支配されないように努力した結果、自分たちも帝国主義のマネをした」

「結果的に300万人の死者を出す戦争をして、原爆を2発落ちる目にあった。隣の国の恨みは消えてない。法的に解決しても、くすぶっている」

「それも何とかしなければいけないことなんですが、世界全体の歴史から見ると、ずいぶん分かりやすい歴史なんですよ。それが、僕らが地政学上、一番端っこにいる良さだと思う」

「知恵で何とかやっていける場所にいると思いますよ、日本は。民族と宗教が入り乱れてグシャグシャになって、しかも自然破壊とどうしていいか分からない人口を抱えて、やってる国に比べたら、日本は何とかなると思います」

等々…。

宮崎駿独占インタビュー 風刺画








nice!(0) 

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。